忙しい職場こそ!「良いとこ探し」で笑顔と活力を取り戻す秘訣

いつもお忙しい中、ブログをご覧いただきありがとうございます。となりの事務長です。
皆さんの職場は、笑顔で溢れていますか?
日々、時間に追われ、業務に忙殺されていると、ついつい人の「悪いところ」に目が行きがちになりますよね。
「またあの人、締め切りを守ってない」「なんでこんな簡単なミスをするんだ」…そう感じてしまう気持ち
とてもよく分かります。
しかし、その「悪いとこ探し」の習慣が、知らず知らずのうちに職場の空気を重くし、悪循環を生み出しているとしたらどうでしょう?
特に医療現場や介護施設など、患者さんや利用者さんと接する機会の多い職場では、スタッフのピリピリした雰囲気はすぐに伝わってしまいます。
結果として、患者さんに心からの笑顔を向けられなくなったり、スタッフ同士の関係もギスギスしてしまったり…。
これでは、誰も幸せにはなれませんよね。
なぜ「悪いとこ探し」が職場を蝕むのか?

私たちは皆、完璧な人間ではありません。誰しもが、得意なことと苦手なこと、長所と短所を持っています。
「悪いとこ探し」は、その人の一部だけを切り取って評価する行為です。
例えば、業務のスピードが遅い人がいたとして、そのことばかりに注目していると、「あの人は使えない」という
レッテルを貼ってしまいがちです。しかし、もしかしたらその人は、患者さんへの細やかな気配りが抜群に上手だったり、どんなに忙しくても笑顔を絶やさないムードメーカーかもしれません。
悪いところにばかり注目すると、以下のような悪影響が出てきます。
〇信頼関係の悪化
相手は「自分は評価されていない」と感じ、委縮したり反発したりするようになります。
〇モチベーションの低下
常に欠点を指摘される環境では、誰もが「どうせやっても無駄だ」と感じ、やる気を失ってしまいます。
〇心理的安全性の欠如
新しい意見が出にくくなり、ミスを隠蔽しようとする心理が働きます。
〇負の連鎖
職場の雰囲気が悪くなり、ストレスが溜まることで、さらに小さなミスやいざこざが増えるという悪循環
に陥ります。
特に、役職が上の立場にある人ほど、この「悪いとこ探し」には注意が必要です。あなたの発する一言が、良くも悪くも職場全体に大きな影響を与えるからです。
みんなが幸せになれる秘策!「良いとこ探し」の習慣をつけよう

では、どうすればこの悪循環を断ち切り、みんなが笑顔で働ける職場にできるのでしょうか?
それは、意識的に「人の良いところを見つける」習慣をつけることです。
「そんなこと言われても、忙しくてそんな余裕ないよ!」と思うかもしれません。でも、ほんの少しの意識改革で
職場は劇的に変わります。
1.まずは自分から!「今日の良いとこ」を見つける
〇今日、あの人が頑張っていたこと
誰かがいつもより早く出勤していた、難しい患者さんの対応を辛抱強く行っていた、など。
〇あの人の得意なこと
資料作りが丁寧、電話対応が素晴らしい、笑顔が素敵、など。
〇感謝の気持ちを伝える
「ありがとう」の一言は、何よりも相手のモチベーションを高めます。
2.ポジティブフィードバックを意識する
何かを指摘する際も、「〇〇ができていない」ではなく、「〇〇は素晴らしいね!あと、もし可能であれば△△も意識してみると、もっと良くなるよ」のように、まずは良い点を伝えてから改善点を提案するように心がけましょう。
3.「小さな成功」を共有する場を作る
例えば、週に一度のミーティングで「今週、嬉しかったこと」や「誰かの素晴らしい行動」を共有する時間を設けてみませんか?
どんな小さなことでも構いません。「〇〇さんが、私が困っている時にさっと手伝ってくれて助かった!」
といった共有は、職場の連帯感を高めます。
4.役職者は率先して「良いとこ探し」のロールモデルに
部下の良いところを見つけたら、積極的に言葉にして伝えましょう。
「〇〇さんのその細やかな気配り、いつも助かっているよ」「△△さんの対応は本当に丁寧で、見習いたい」など
具体的に褒めることが大切です。
あなたのその姿勢が、やがて職場全体に波及していきます。
まとめ:良い循環が、笑顔と活力を生み出す

「人の良いところを見つける」習慣は、単に相手を褒めることだけではありません。それは、相手の存在価値を認め、尊重する姿勢です。
この習慣が根付いた職場では、
〇スタッフ一人ひとりが「自分は貢献できている」と感じ、自信を持って仕事に取り組めるようになりま
す。
〇お互いの信頼関係が深まり、困った時には助け合えるようになります。
〇職場全体の雰囲気が明るくなり、患者さんや利用者さんにも自然と笑顔が向けられるようになります。
忙しい日々だからこそ、意識的に「良いとこ探し」を実践してみませんか?
きっと、あなたの職場は、今よりもっと笑顔と活力に満ちた場所になるはずです。そして、その笑顔と活力が、患者さんの笑顔へと繋がっていくことでしょう。
今後も皆さんの職場がより良くなるヒントをお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!
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